どうも,はじめまして
管理人と申します!
普段このブログでは,皆さんからお譲りいただいたランドセルの写真を
撮影し,次に必要とする方へお渡しする活動をメインに行っています.
今まで,中古で購入してきたランドセル数は20個以上の経験がありますので
今,お手持ちのランドセルが壊れて,急遽他のものが必要になってしまった
気分転換に他のランドセルを検討しているといった方向けに中古で購入する際の
注意点を紹介できればと思います.
Q.中古ランドセルの相場は?
では,はじめにランドセルの中古の相場はいくらくらいかご紹介いたします.
フリマサイトを参考にすると使用感があるものは送料込みで1200~2000円
傷や汚れが少ないものは送料込みで2000~4000円と考えて大丈夫です.
この金額帯から見ても,6年間使用されたものですので,万円するランドセルは
中古市場では珍しく,多くの場合は安価に購入することが可能なのではないかと
考えられます.
Q.ランドセルの保証はどうなの?
実際出品されているものは,小学校に6年間在籍し卒業をして使用が終了した
状態です.ランドセルメーカーの保証サービスを見ても6年間保証とは言っていますが
そのあとのアフターサービスはないです.しかし,ランドセルは皆さんが思っているよりもかなり丈夫で頑丈に設計されています.(6年間使用してすぐの状態)
フリマサイトを閲覧して,普通に出回っているランドセルは通常の使われ方をされたものが出品されていますので,あきらかに変形しているもの・汚れがひどいものを
避ければ大丈夫です.また,これから説明する画像で判断するべき点を載せましたので
参考にしてください
Q.購入するときにまず何をしたほうがいいの?
👉ランドセルの状態を確認しよう
まず,ランドセルの状態を見ることから始めます.フリマサイトでは検索機能として商品の状態をあらかじめ絞ることができます.ここでは,全体的に状態が悪い・傷汚れありを除いて検索すると,状態が良いものがすぐ見つかるかもしれません.
また,汚れの傾向として水色,紫,黄色,緑,黄緑色のパステル色・パール色・艶ありは汚れが目立ちます.赤や黒,青(艶なしはあまり汚れが目立たない)以外は
どんなに丁寧に使用しても,背中のベルト固定箇所が黒ずんでいることがありますし
持ち手の部分の塗装が剥げて下地が出てしまっている個体もあります.
図1 持ち手の塗装剥げ
図2 背中ベルトの黒ずみ
ランドセルの背あてには,ランドセル本体色関係なく汗の汚れが蓄積されて
黒くなっていたりします.こういった汚れは除菌シートである程度は取り除くことは
できますが,取れない場合が多いです.こういった個体はあらかじめ避けておくと
よいかもしれません.
また,前の所有者がナスカン
(ランドセルの側面に配置された物を引っ掛けることができる金具)
に大量のキーホルダなどをつけていた場合,登下校による擦れで
黒ずんでいる個体もあります.
図3 キーホルダによる擦れ汚れ
こういったものはナスカンや固定金具がかなり使い古されている
と判断することができます.今後,ランドセルを継続して使っていくことを
考えると,ナスカンや金具が欠けて取れてしまうこともあります.
👉ランドセルのかぶせをチェック!
ランドセルの顔ともいえるかぶせです.これは購入する際に確認をしておきましょう
出品されているランドセルの中には,シールを貼ったものがありますが,大抵の場合は
シールの経年劣化により剝がれにくくなっています.また,剥がれたとしても
シール跡によって使用していくうちに黒ずんできたり,ランドセルの塗装ごと剥がれて
しまうこともあるので気をつけてください.
図4 かぶせのシール
また,かぶせによっては塗装のヒビ割れが発生している個体もあります.
使用には問題がありませんが,見た目や触ると下地がポロポロと落ちるので
そういった個体は避けたほうがいいかもしれません.
図5 かぶせの表面(ヒビ割れ)
図6 かぶせの裏面(ヒビ割れ)
革製品の場合,卒業から5~10年経過したものはヒビ割れが発生してしまっている
個体が多いです.ただ,卒業して間もないのに塗装のヒビ割れが発生しているもの
もありますので,コメントで出品者に聞くのもありかと思います.
また,状態の良いものをお探しの場合は,なるべくランドセルカバー着用歴あり
のものを購入するとおすすめです.
👉ランドセルの収納ペースの汚れを確認
図7 ランドセルポケット
図8 ランドセル小マチ
小学校では,習字の授業を行います.そこで,授業後にそのまま
ポケットに入れたり,小マチに入れると汚れがかなり目立ちます.
ランドセルの機能としては,まったく問題はないのですが,見た目が
気になる方はここをチェックしたほうがいいかもしれません.
以外と市場に出回っている個体の中でも墨汁による汚れがついてしまっている
ものもあります.
👉底のカバーはなくても大丈夫!
図9 底のカバーがないもの
図9 底のカバーがあるもの
この二枚を見比べると,底のカバーがないものは固定金具がむき出しになってしまっています.しかし,表面上フラットでできていますので,カバーがなかったとしても
中身を傷つけることもありません.中古ランドセルを見ると,6割はランドセルの
底カバーが紛失してしまったものが出品されていますが,
使用上は全く問題ありません.
👉ポケットの金具紛失は以外とあるある
図10 ランドセルポケット(金具あり)
図11 ランドセルポケット(金具なし)
中古のランドセルをいろいろ見ていると,ランドセルのポケットのファスナーの
キーホルダーが取れている個体があります.これも使用上別に問題はないのですが
単に手で開けづらいので,金具が取れている個体は注意してください.
Q.天然皮革、人工皮革どっちを選ぶ?
これは実際に好みで選ぶとよいです.人工皮革はクラリーノとも呼ばれることが多く
特徴としてはランドセル全体が軽い,生地がしなやかであり革を折ってもすぐ戻る
肌ざわりがよいといった点が挙げられます.また,出品されている8割はクラリーノ
を採用したランドセルだと考えて問題ないです.また,クラリーノにはクラリーノ
エフやクラリーノタフといったように,クラリーノの中でも分類わけがされています
天然皮革とは本革です.主にコードバンと言われ馬の革が使われています.本革が
使用されたランドセルは主に高級志向のモデルが多く,中古でも5000~10,000円
はします.特徴として,クラリーノランドセルより重たい,生地が厚く丈夫です.
ここら辺の知識はかなり疎いので,
詳しく知りたい方はホームページで検索してください
私はある程度生地がしなやかで丈夫なクラリーノをおすすめします
Q.オートロック施錠、手動施錠どっちを選ぶ?
図12 手動施錠タイプのランドセル
図13 オートロック施錠タイプのランドセル
これも実際,好みになります.実際,どちらが壊れやすいといったことはありませんオートロックはかぶせを施錠しようとすると施錠機構に小さなボタンがあり,これを押し込むことで,自動でかぶせが締まります.この機能はもう15年以上も前のランドセルから搭載された機能で,少しでも手間を省いたスタイリッシュな機構です.また,内部機構も使用されているパーツが少ないため,何回オートロック機構を使用しても壊れることはないと考えられます.手動の場合は自分で,かぶせを固定しなければならないため,ひと手間かかりますが数秒程度です.多くのランドセルメーカーでは現在多くがオートロック施錠タイプの金具を採用しています.老舗のランドセルメーカー土屋鞄は手動施錠タイプを採用しています.
Q.名前カードや時間割が中古ランドセルには付属されてない?
中古のランドセルを見ているとほとんどの場合は,名前カードと時間割表が
取り除かれた状態で販売されていることがほとんどです.最近は個人情報漏洩
の危険性から出品前に取り除かれた状態で出品されているのが当たり前になりました.
ランドセルの名前カードや時間割表は自作でも作ることが可能ではありますが
実は,各ランドセルメーカーから名前カードと時間割表のテンプレートがそれぞれ
無料でダウンロード可能になっています.そのため,名前カードや時間割表が
なくても基本は問題ありません.
Q.ランドセルのメーカはどれがいい?
この問いに関しては完全に主観の意見となってしまうため,一つの意見として
お考え下さい.私が中古ランドセルを見てきた中で丈夫なランドセルのメーカーは
手作り系ランドセルメーカー(土屋鞄など),フィットちゃんシリーズ,セイバン製
ランドセル,リリコシリーズあたりがいいと感じました.理由といたしましては,形崩れが発生しないように至る箇所に補強パーツを組み込んでいるからです.そのため,ランドセルの上に荷物をのせて若干変形したとしても,すぐに元に戻ります.
逆に形崩れがおきやすいメーカーとして,個人的にはふわりい(協和),raraちゃん
ニトリ製ランドセルが変形があるものが中古ランドセルを見ていると多いかなと
いう印象を感じました.
Q.ランドセルはA4が入るほうがいい?
現在のランドセルは時代の流れにより,A4サイズの書類がそのまま入るタイプが
増えてきました.卒業年として2016年以降のランドセルはA4サイズが曲がらずに
そのまま入るタイプが浸透していきました.A4未対応のランドセルと
A4対応のランドセルを比較すると,サイズ感はA4対応モデルのほうが一回り
大きいサイズ感になります.今から購入するのであればA4対応タイプを購入したほう
が無難かもしれません.コメントで確認する場合は,A4ファイルが入りますか?
と聞けばすぐに対応しているのかどうか判別することができます.
終わりに
ランドセル選びはこだわると以外と難しいです.しかし,上に書いてあることは
中古ランドセル選びをする上でどれも知っておいて損はないと思います.
ぜひ,この記事を参考にこれだ!と思うランドセルを購入してください
ここまで,見ていただきありがとうございました.
皆さんの中古ランドセル選びの参考になりましたら,うれしいです!
それでは失礼いたします.